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■荒川邸
南ブロックは塗り壁、真ん中にガラスボックスの階段室をはさみ、北ブロックは中空セメント板貼りと素材によって外観を明快に対比しています。(鹿討氏)
LDKからキッチンを見たところ。天井が屋根勾配となりに吹き抜けていて、必要不可欠な梁が現されている。いつお邪魔しても、清々しい気持ちにさせてくれる空間です。
ガラスボックスの階段室。ここからの光が建物全体に届きます。施工的にも一番考えさせられたエリアです。
子供が同じ幼稚園で、PTAつながり。「ロケーションの良いところに家を建てたい。」とのご要望で土地探しから始まった。
さすがにご主人がTV局の美術のお仕事をされているだけあって、その辺のこだわりは譲らなかったが、幸いにも当社出入りの業者からの紹介でこの土地に出逢うことが出来た。
そして、地主さんから強い要望で推奨された設計事務所の
ドゥ・アーキテクツ
の鹿討さんとも出逢った。施主、設計者、施工業者が意気投合するなかで出来上がった、まさに素材を生かした住宅だ。
地下はアトリエ、1階は個室及びユーティリティー、2階はLDKとルーフバルコニーという明快な構成で、各部屋は南北のブロックに分けられ、スキップした階段によって結ばれている。
構造規模:
地下1階(鉄筋コンクリート造) 地上2階(木造)
建築面積:
62.72m
2
床面積:
地階30.43m
2
1階53.75m
2
2階39.53m
2
延床123.71m
2
外部仕上:
屋根
ガルバリューム鋼板(素面)瓦棒葺
外壁
アクリルエマルジョン樹脂鏝塗り、櫛引
セメント中空成形板(素面)
内部仕上:
天井
杉板 オイル拭き
壁
漆喰
床
杉板 オイル拭き
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